タクシーは「どこで走るか」で稼ぎ方が変わる。東京・白馬・京都のリアル

タクシーの稼ぎは全国一律ではありません。東京は“ガンガン系”、白馬は“冬バブル”、京都は“静かな強さ”。地域差のリアルを短く解説。
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結論から。タクシーの稼ぎ方は地域でまったく違う。
代表例として「東京/白馬/京都」を並べると、性格がこう分かれます。
東京=“ガンガン系”
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需要密度が高く、1日1台あたり運送収入は約6.2万円(2024年度)で過去最高水準。隔日11出番×部率60%換算なら月給およそ37万円の目安感(会社条件により変動)。 note(ノート)
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追い風①:配車アプリ普及(2024年末の利用者推計1,664万人)。さらに東京都の“利用経験率”は主要5都府県で首位。効率よく“当てる”環境が整ってきました。 ICT総研〖ICTマーケティング・コンサルティング・市場調査はICT総研〗M2RI
白馬(長野)=“冬のインバウンド・バブル”
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ハイシーズンは長距離が多発(空港送迎で“片道20万円級”も取り上げ)。月収150万円に近づく/超えるケースがテレビ取材でも紹介。英語対応×長距離耐性が強み。※通年ではなく季節依存が大きい点は要注意。 TBS NEWS DIGTVでた蔵
地方の観光地=“インバウンド依存型”
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ニセコ等の雪山エリアや観光地では、訪日客×長距離が重なる時期に跳ねる。全国的にもインバウンドは2024年に過去最高(約3,700万人)/消費額も最高で、市場の“母数”が拡大。 首相官邸ホームページ
京都=“静かな強さ”(エコロタクシーの土俵)
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観光都市として通年の底堅さ+季節ピークのリズムがある。京都市主要ホテルの2024年客室稼働率は78.5%、多くの月で訪日客比率6割超。需要の地盤が厚い=安定志向に向く。 京管庫
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一方で乗務員不足が長く続き、駅のりばの行列など供給側の課題が指摘されてきた=働く側にはチャンス。 京都府タクシー協会
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アプリ面でも京都は利用経験率が主要5都府県で第2位(13.9%)。観光×配車アプリの組み合わせが年々“効く”マーケットです。 M2RI
まとめ(直球)
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とにかく稼ぎ切るなら:東京や“冬の白馬”のような密度・長距離・インバウンドが重なる場所。
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腰を据えて続けるなら:京都=“静かな強さ”。四季と文化に寄り添う仕事は、数字以上の価値がある。
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共通の鍵:配車アプリを“使いこなす”こと(母数拡大中)。 ICT総研〖ICTマーケティング・コンサルティング・市場調査はICT総研〗
エコロタクシーは京都が好きな人にはたまらない職場。街の物語に寄り添いながら、着実に積み上げるスタイルです。派手なバブルより地に足のついた稼ぎ方、歓迎します。
出典(主要ソース)
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白馬の冬需要/長距離・月収例:TBS NewsDIG ほか。 TBS NEWS DIGTVでた蔵
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訪日客の過去最高(2024)等:内閣官房「観光の現状」。 首相官邸ホームページ
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京都市ホテル稼働率・外国人比率:京都市観光協会(DMO KYOTO)事業計画資料。 京管庫
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配車アプリ利用者数推計:ICT総研(2024 調査)。 ICT総研〖ICTマーケティング・コンサルティング・市場調査はICT総研〗
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配車アプリ利用経験率(都道府県別):MMD研究所。 M2RI
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東京の1日運送収入目安(2024年度):各種レポート要約。 note(ノート)タクシードライバーの求人・転職情報サイト−転職道.com
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京都の供給側課題(乗務員不足ほか):京都タクシー協会資料。 京都府タクシー協会