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京都のタクシー業界は「季節商売」!? ~観光シーズンの裏で働く、運行管理者のリアルな一日~

🌸 京都タクシー業界の「繁忙期・閑散期」を知っていますか?

京都のタクシー業界は、一年を通して忙しさが大きく変わるのが特徴です。
季節やイベント、気候、観光動向に応じて、まるで「波のように」需要が変動します。

🔽 閑散期(1月~3月)

  • 1月:正月明け、寒さと観光客の減少で非常に静か。

  • 2月:年間で最も売上が落ち込む月。

  • 3月:桜が咲くまでは、あまり動きなし。


⛩️ 繁忙期(4月~6月)

  • 春の観光シーズン突入!

  • 桜+修学旅行が重なり、タクシーの空きがほぼ無い状態に。

  • 梅雨時期も雨の日は逆に需要UP!


🔁 やや忙しい(7月~10月)

  • 祇園祭・五山送り火など大型イベントで一時的に盛り上がる

  • でも、盆過ぎからは落ち着きモード。

  • 9月~10月は天候に左右されやすく、波がある。


🍁 秋の観光と年末モード(11月~12月)

  • 11月:紅葉シーズンで昼間がピーク!

  • 12月:忘年会シーズン、夜勤が最も忙しい時期!

  • ただし最近は、年末並の売上が普通の週末でも出るようになってきた傾向も。

「夜勤ドライバーが減ってる影響かもしれません。」


🚖 そんなタクシー運行を支える「運行管理者」とは?

タクシーが毎日安全に走るために、絶対に必要な存在。
それが「運行管理者」です。
ここでは、ある日の管理者のスケジュールをご紹介します。(会社によって様々です)


🕔 5:00 出社

  • 夜勤明けのドライバーと入れ替わりで出勤。

  • 早朝から仕事が始まります。

  • 小さな会社なので経理・整備も兼務

📊 5:00~9:30 売上集計・点呼対応

  • 前日の売上を集計
    (現金/クレカ/電子マネー/アプリ決済など)

  • データ入力して、日報も作成。

  • 夜勤の「入庫点呼」→ 昼勤の「出庫点呼」も一人ずつ行います。


🛠️ 9:30~11:00 事務+メンテナンス

  • 出欠表の入力、社内連絡文の作成

  • この日はパンク修理&ワイパーゴム交換も。


☕ 11:00~12:00 休憩

  • 明確な休憩時間はなし。

  • 手が空いたタイミングで休みます。


🧹 12:00~14:00 事務作業と営業所清掃

  • 観光予約の伝票や翌日分の日報を作成

  • 営業所内の掃除も行います


⏰ 14:00 退社

  • アクシデントがなければ退社

  • ※事故対応などがあれば残業もあります


🎯 運行管理者は“縁の下の力持ち”

タクシードライバーが走りやすいように、
お客様が安心して乗れるように、
朝も夜も、裏方として支えるのが運行管理者の役割です。

地味に見えるかもしれませんが、
「運行管理者がいなければ会社は回らない」
と言っても過言ではありません。


🏯 京都観光を支えるのは、人の力

季節ごとに姿を変える京都の街。
その変化に合わせて柔軟に動いているのがタクシー業界であり、
それを陰で支えるのが運行管理者。

観光の裏側には、**目立たないけれど確実に働く“現場のリアル”**があるのです。