近年、タクシー業界では営業手段が大きく進化し、GO、DIDI、S.RIDE、Uberなどの配車アプリが主流となっています。スマートフォン一つでお客様がタクシーを呼べるため、営業効率は格段に向上しました。エコロタクシーでも、アプリ配車が売上の大きな割合を占め、未経験者でも一定の水準の売上を上げることが可能です。実際、ある乗務員は売上の9割以上をアプリ配車で稼いでいます。

一方で、従来の「流し営業」スタイルは、長年の経験とノウハウが必要ですが、アプリ配車が低迷する状況下では、その経験が安定した売上につながります。どんな時代でも、柔軟に対応し結果を出せる乗務員こそが真の実力者です。新しい挑戦を恐れず常に進化を目指す姿勢があれば、成果は必ずついてきます。

この一年でわかった現実として、アプリ配車に頼る乗務員の場合、アプリが好調なのはインバウンド需要（海外からのお客様の利用）が多いときに限られ、インバウンドの数が減るとアプリの利用も減少し、売上も落ち込みます。しかし、昔からいる乗務員は流し営業のノウハウを持っているため、急激な売上減少は避けられる傾向にあります。つまり、アプリ営業一辺倒には弱点があるようにも感じます。