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タクシー業界の給与と自由な働き方 ~マイペース型にも最適な仕事~

タクシー会社が求人票に掲げる給与について、一般的に1日8時間労働の計算では高給与は難しいという現実があります。例えば、25万円以上の給与を得る場合、一般的には8時間は働く必要があり、12時間以内の勤務となることが一般的です。

ただし、勤務時間中でもお客様が乗車していない場合は自由な時間が多く、タクシー乗り場で本を読んだり、ゲームをしたり、音楽を聴いたりすることができます。また、勤務中でも電話をかけることもでき、非常に自由度が高いのが特徴です。

1ヵ月の拘束時間は288時間以内で、22勤務の場合は1日約13時間、23勤務の場合は1日約12時間30分となり、月176時間勤務でも問題ありません。法律的にはさらに112時間まで働ける余地があり、働けば働くほど給与は増える仕組みです。

とはいえ、世間の多くの会社が残業なしで運営されている中で、タクシー業界ではある程度高い給与を得るために、仕事の内容が濃く、時間外でも業務を考えなければならないケースが見られます。タクシー業界は働き方改革の影響を受けつつも、以前の体質が残っているため、スキル不足を勤務時間でカバーして給与を上げることができる点にメリットがあると感じる人も多いですが、この体質が本当に良いものなのかは疑問も残ります。

また、世間では賃金アップの声が叫ばれる中で、マイペースに働くタイプの方も一定数存在します。こうした方々は、必ずしも高給与を目指すわけではなく、平均的な給与またはそれ以下の水準に留まる傾向があります。そのため、タクシー業界は、安定した収入を確保しつつ、自由度の高い働き方を望むマイペース派にとって魅力的な職場となり得るのです。